全部入りHTML太郎 on Twitter: "ほんの1時間前まで人であったそれは、今や直径1kmにも及ぶ巨大な底のない絶望と化した。東京の一部は今や跡形もなく消え去り、その巨大な穴は何もかもを食い尽くそうとしているようだ。この現象の源はナユコロニーの中にあったのか、あるいは単なるきっかけでしかなかったのか。混乱はもう闇に消えた。… https://t.co/OwRsIGK8hQ"

全部入りHTML太郎 on Twitter: "「ごめんね、期待させちゃって」ナユはそう微笑みながら首輪（リミッター）を取り外した。背中からナユコロニー色の光の翼が生え、天高く浮上した。対する戦士はその意味を理解せず、負けを認めようとしない。死ぬ。この姿を見た相手に勝機はない。「ナユ！やめろ！」僕はまたそれを止められなかった。… https://t.co/Tdo92A7CQ2"

全部入りHTML太郎 on Twitter: "ジーンズさんはナユちゃんのことがだいすき。ナユちゃんとであうまえ、おみせにいたジーンズさんにはたくさんのともだちがいました。でもそのともだちも、にんげんのごしゅじんさまといっしょになってはなればなれに。そんなときジーンズさんをえらんでくれたごしゅじんさまがナユちゃんだったのです。… https://t.co/OQkvu9zUUa"

全部入りHTML太郎 on Twitter: "優しい光が部屋に差し込み、小さくなったナユの体を照らす。鳥のさえずりに促されて、彼はゆっくりと体を起こした。今日のホットミルクにはいつもより格別良い牛乳を使おう。歯ブラシも、タオルも、靴も、ジャケットも。すべて今日という日のためにずっと前から用意してきた。ナユコロニーを設立する。… https://t.co/7OX7GXtCPX"

全部入りHTML太郎 on Twitter: "20XX年、日本に存在するナユコロニーは5000を超えるとの調査結果が発表された。その成長速度は凄まじく、ナユは自身の力を持ってしてもこの現象に歯止めをかけることはできないという。組織ではナユの意思が拡大解釈され、第二第三の指導者が乱立している。ナユはナユコロニー の制御権を失ったのだ。… https://t.co/ewANsSRdKI"

全部入りHTML太郎 on Twitter: "「ダメでしょ！あなたはナユなのよ！ワガママ言ってないで早く寝なさい！」ナユはとても心の弱い生き物です。少しばかり大変な訓練をしたぐらいで簡単に弱音を吐いてしまいます。幸いナユの人格は育て直しができます。政府指定の機関で施術すればまた従順なナユが戻ってきます。「あなたが僕のママ？」… https://t.co/JwtRCuEkpn"

全部入りHTML太郎 on Twitter: "そう言うと3Dプリンタは新しい目玉を作り始める。モデルは常に最新のデータにアップデートされており、装着中のバージョンと比較して動体視力が飛躍的に向上した。発砲された弾丸の製造工場を言い当てることができるほどだと。ナユコロニーはこうした科学力で製造したナユを各都道府県に配置している。… https://t.co/lk0jEJlGAp"

全部入りHTML太郎 on Twitter: "下北沢のカリスマNAYU、ついにメジャーデビュー「♪あまあまにしてあげる　みんなコロニーへおいでー」「キャーNAYU様ー（※女声セリフ）」「♪気持ち焦がす　君の心はキャラメル色だねー」「他の子ばっかり見ないでよ（※女声セリフ）」NAYU デビューシングル「めっちゃキャラメルバニラ」NOW ON SALE… https://t.co/vNyr6muk8B"

腹筋.dev on Twitter: "ナユがまだ少年だったコロ二、彼の背中には蝶のような羽が生えていた。身も心も軽く、足取りは優雅で “浮くような” 跳躍を繰り返しながら移動するのだ。年とともに羽は失われ彼の体からその軽やかさは失われてしまった。今ではその周りにある全てのものが彼を押しつぶそうとしているのである。… https://t.co/8WsbST3McG"

腹筋.dev on Twitter: "「寝の構え…」僕は地面に大の字で横たわった。全身の力を抜いて周囲のあらゆる動きに神経をとがらせる。目を閉じると五感が研ぎ澄まされていくのを感じた。限界まで拡張された僕の感覚は光を見ることすらできた。敵はどこだ、いや、それすら頭から流れ出ていく。僕は今、ただのインタフェースなんだ。… https://t.co/oWGV3fdMdt"

腹筋.dev on Twitter: "あれから僕は金、女、地位、名声のすべてを手に入れた。でもすべてを手に入れた瞬間にすべてを失った。結局のところ、僕はまだWebの仕事を受け、HTMLを書き続けているのだ。Webが残ったと言うよりもう一度取り戻したいという思いがある。明日も明後日も満たされることはないだろう。それが今は嬉しい。… https://t.co/2bt6lWowFg"

全部入りHTML太郎 on Twitter: "「バグる…ですか。これまでたくさんの方を診ていますがそういった症状の方は初めてですね」名医と謳われる医者を片っ端から当たっても回答はいつも同じだった。この症状は一体なんなのか、謎が迷宮入りと結論付けられる直前、ナユの元にある文通が届く。「それは意図して実装された仕様です」… https://t.co/0seh43fWO4"

全部入りHTML太郎 on Twitter: "レジ休止中の札が見えないのだろか。あの男はずっと店員がいないレジに並んでいる。「そうだった、もういないんだったね」別の店員とそう話す。そういえば昔いたあの店員の姿を最近は見ていない。レジ打ちが遅くて「ハズレ」だった。「僕は好きだったよ、あの子のレジ」変わり者というのはいるものだ。… https://t.co/9eVWf1xdpQ"

腹筋.dev on Twitter: "この日のために、相棒のピカチュウとは厳しいトレーニングをこなしてきた。100万ボルトは針の穴を通す精度でコントロールできるし、ボルデッカーは大岩をも砕く。俺も無駄に体を鍛えて、ベンチプレス60kgまであげれるようになった。ポケモンマスターへの道はいま始まった。今まさに「ジムに来ました」… https://t.co/XyQVW4DmOs"

全部入りHTML太郎 on Twitter: "ディスプレイに映るナユはそう言っていた。かれこれ5年近く、ナユはこの病室で眠り続けている。「彼は夢を見ているんです。それが夢だと気づかずにずっと」人の夢を映し出すためのディスプレイはナユのために作られた。フォロワーからの要請に応えて、映像は常にFRESH LIVEで配信されている。… https://t.co/dayM9f1rcr"

腹筋.dev on Twitter: "エアコンは「それはあんまりだ」と思った。俺はシンプルに「ナユを暖めること」が責務であり、それを解決するには出力を上げればいい、簡単なことだ。ナユはそもそも自分の欲求が理解できていない。適切な道具を選ぶべきなのだ。そのために俺がナユに 捨てられたとしても納得できていることだ......。… https://t.co/ByPIaXt841"

腹筋.dev on Twitter: "「粉砕！喝采！ハハハハハハ！」誰もいないリビングにナユの高笑いが響き渡る。半年前はただただ痩せたかった。“細くなって純粋にモテたい”それだけが筋トレの目的だったナユに芽生えたのは、破壊衝動だった。ふいに右ストレートを繰り出す。ブンッと鈍い音が響き渡った。ナユは天使のように微笑んだ。… https://t.co/VEYZPRHRUx"

腹筋.dev on Twitter: "彼はそう叫びながら爽快と会社の門をくぐった。くぐるなり足の小指をしたたかにぶつけてしまった。「シュッスァ！シュッスァ！」彼は壊れたファービーのように繰り返し続けた。そこには世界中の子供から愛され続けた彼の姿はもうない。その声はかすれていき、二度と動くことも出社することもなかった。… https://t.co/OHvfLnY8lR"

腹筋準備中です on Twitter: "ジョブなどではない、生き方そのものなのだ。先天的な才能とは違う、不断の努力により得られる生き様である。誇ったことはない。朝目覚めるように、夜眠りに落ちるように日常としてめぐり過ぎていく。ナユコロを生み出しているというのはある意味正しく、またこの世界がナユコロであるともいえるのだ。… https://t.co/pcX17ntcWC"

腹筋.dev on Twitter: "本当は寒くなんかなくなってた。僕は寒いと思い込みたかっただけだ。現に僕はいま服を脱いで生まれたままの姿で平気なんだ。そこにはもう彼女はいない。あるべきはずの質量は失われ、変わりにぽっかりとした空間がある。それが僕をとても悲しくさせてしまうのだ。僕は感情を感じない。熱にしてしまう。… https://t.co/MnhxfFrfNh"

全部入りHTML太郎 on Twitter: "人間である限り誰もがナユとしての性質を兼ね備えている。あなたがナユになるためにはそれに気づくだけでよく、あるいはそれを知らなければ永遠にナユではない。ナユはあなたのことを誰よりもよく知っていて、あなたのことに一切興味がない。ナユは存在しているだけのものである。"

腹筋ローラーの力を信じろ on Twitter: "今年も12月だ、毎年このコロニ僕は「今年も早かった」とありふれた独り言を呟く。去年と違うのはこの伸びた髪さ。髪を切ってしまったらいろんなものが失われる気がして散髪屋にいくことができないんだ。あの日あの頃に誓った約束を果たすまでは、僕は僕のままで居続ける。もう少し、と僕は呟いたんだ。"