抱かねば水仙の揺れやまざるよ 岡本眸
誰かが書いていた、「俳句の言葉は刺さる‥」
確かに私にもそう感じられる時がある。自分の句を作るよりも、誰かの佳句をしみじみ味わっている時のほうが、俳句っていいなあと思うことが多い。
岡本眸のこの水仙の句は読んだ時から、ずっと心に残り続けている。
この水仙は野生の水仙だろう。日本水仙の名所は何ヶ所かあり、海辺が多い。寒中から早春の一番厳しい季節に咲く水仙は、清楚で気品があって愛らしい。しかし凛とした強さも秘めている。
海からの風に揺れながらも、花を掲げ続ける水仙を見て思わず抱きしめてあげたいという思いが込み上げて、それがそのまま句になったのだろう。
水仙に共感を覚える作者もまた、厳しい生を生きていたのかもしれない。
| SUN | MON | TUE | WED | THU | FRI | SAT |
|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
21 | 22 | 23 | 24 岡原美智子 | 25 |
- 12/24